スキャルピングとは、デイトレードの一つでもっとも短い時間での取引のことで、一般的にはよくスキャるとか、秒スキャ専門とかっていう表現をされますよね。
取引スタイルは、数秒から数分ととても短い時間に、ポジ保持から決済を繰り返し、ほんの数銭の利益を(0.01pipsとか)コツコツと積み重ねて、稼ぐスタイルです。
100円の利確を10回すれば、1000円。
100回利確すれば10,000円。
1万通貨取引で行えば、0.01pips取れたら100円なので、0.01pips取るだけならそう難しくはないですね。
スキャルピングの利点
・超短期トレードなので、長くポジションをもつストレスがない
・利益がコツコツとたまり、気がつくと塵つもなのでうれしい
・含み損を鑑みないので、少ない資金(必要証拠金ギリギリの入金)でも取引出来る
通常のトレードだと、利確まで数日から数ヶ月ポジション保持する人もいますが、スキャルピングをやる場合、含み損にストレスを感じる必要がありません。
また空いた時間でやれるので、本格的なチャート分析や、大局を見極めなくても手軽にやれ、短時間でポジション保持から決済を繰り返すので(数秒から数分)、知らない間に利益が貯まります。
スキャルピングの欠点
・超短期トレードは、FX会社に嫌われることがある
・テクニカルなどを使って機械的にやらないと、大損する
・値動きが激しい相場は不向き
スキャルピングを好んでいないFX会社で、超短期トレードをやると、アカウント凍結という結果になることがあるので、現在取引を行っているFX会社は対応しているか、事前に調べておきましょう。
FX会社によってはスキャルピングを歓迎しているところもありますので、デイトレード用口座を別に用意して、使い分けしても良いですね。
スキャルピングの勝率をあげる方法
・損切り
小さい利益を重ねていく取引スタイルは、しっかり損切りしないと直ぐにマイナスになってしまうため、大きな損失にならないよう利確と損切りルールを明確にしましょう。
例えば、テクニカルで移動平行線をみた時、一時間足の25maで一般的なトレンドを判断出来ます。
一般的なトレンド判断材料としては、ローソクが25ma線の上抜けで買いトレンド、下抜けで売りトレンドなので、一時間足の買いトレンド(上抜け)の場合、5分足(もしくは1分足)の25ma線に近づいたときに買い、上に離れたら数pips離れたら利確。
逆に25ma線下抜けたら、売って損切りとか、このように一時間足のトレンドに合わせて、短い時間足で取引すると、初心者の間はリスクが減らせます。
一時間足が買いトレンドのときは、買い取引のみ。
一時間足が売りトレンドのときは、売り取引のみ。
分足25maでトレンド変換したら、損切り
こんな感じで、スキャルピングルールを決めてやることが大切だと思います。
機械的に利確や損切りが出来るようになれば、トレンドと一致する取引スタイル(順張り)だけではなく、逆張りも可能になってきます。
スタイスキャルピングで買いポジを利確した後、すぐに売りから入り、数pips取れたら売りを繰り返し、更に利益を増やす事出来ますが、逆張りの場合売り戻りがなく、時間足のトレンドに引っ張られてそのまま値が上がっていく(レンジ抜け)のリスクがとても高いので、レンジ抜けしそうな時間の逆張り取引はやめましょう。
・スキャルピングに適した相場で勝負する
レンジ相場が順張り、逆張りで稼げるので適していますね。
しかし、レンジ抜けのリスクがあるので、逆張り取引は地合をしっかり観察しましょう。
特に大きな指標発表を控えている時(主にNY取引時間に多いですが)夜中の米国指標発表前は、半日から丸一日とかザラで値動きが止まります。
長時間足を、ポリジャーバンドで観察するとよくわかりますが、値動きが真ん中に集中してトンネルの中にいるような状態がスキャ日和なので、そういう相場は比較的ロンドンタイムやNYタイムまで値動きが停滞することが多いため、スキャルピングに適した地合と言えますね。
レバレッジを上手く使おう!
スキャルピングのような、短時間の小さな値幅の中で利益を獲得ような取引は、レバレッジを活用しましょう!
レバレッジとは、証拠金にかける「てこ」のようなもので、元手を数倍の価値にして取引を行うことです。
この方法によって、少ない資本金でも大きな取引ができるようになるので、通常はレバレッジ○○倍といった言い方をします。
レバレッジの欠点として、資金が2倍なら利益や損失も2倍になる諸刃の剣ですが、管理された損切りルールの元であれば、トレーダーの強い味方になってくれます。
スプレッドの小さなFX会社を選ぶ
スキャルピングは短時間と小さい値幅で何回も取引を行います。
スプレッドとはFX会社に支払う手数料ですが、ポジを取った時点で数pips分引かれています。
ポジ保有直後、利益のマイナスから始まるのはそのせいですね。
利確するにはその手数料分多くpipsを取らないといけません。
そして沢山取引することが前提のスキャルピングの場合、スプレッドの低いFX会社を選ぶようにしましょう!
[…] スワップを生かした取引スキャルピング金利の高い方の通貨を買った場合は金利差相当額を受取り、逆に金利の高い方の通貨を売った場合は支払います。 例えば、現在(2009年11月時点)の金利水準で豪ドル/円の買いポジションを持った場合、借受けた円通貨で豪ドルを買付し、それを貸付けることになります。 この金利差によるインカムゲインを狙う取引方法をご紹介します。 みんなのFXには、満期・決済期限がありませんのでポジションを長期保有することも可能です。 […]